2012年01月17日

それって通じないんじゃ…の件

“パソコン”って国際的に通じるんだろうか。
Personal computerと言うかPCでないと国際的にはまず通じないだろう。
我が家ではPCかマシンと呼んで“パソコン”とは言わないなぁ。
ましてノートパソコンとなるとほとんどの人に意味が通じないじゃないだろうか。
“Laptop Computer“か”Notebook computer“でないと日本以外では通じないと思う。

エアコンも恐らく通じない言葉。
Air conditionerかACと言わないとまず意味が通じない。
デパートやアパートも通じない。”~ment”はどこに消えたんだ?
マンション(Mansion)となると意味が全く違ってしまう。
豪邸だからな。
分譲型の高級集合住宅は“Condominium”だろうね。
そもそも日本でしか通用しない略語やカタカナ語は誰が言い出したんだろう。
多分、最初に紹介した人や誤って広めたメディアに責任があるように思うんだが。

他にはこういうのもある。
ホームページ(Home Page)の用法の間違い。
日本では一般的にホームページ=ウェブサイトと思っている人が多いようだ。
でも本当の意味は2つある。
ひとつはブラウザを立ち上げた時に最初に表示するページのこと。
もうひとつはWeb Siteのトップページの意味。
だから「ホームページを作る」とか言うと「へっ?」と顔をされるのはそのせい。

ちょっと日本語ってややこしい。
そもそも英語の発音を日本語の発音に直すこと自体ムリがあるのに、外来語は各国から入ってきていて語源が曖昧なものが結構あるし勘違いで広まっているものもかなりあるからだ。
正月にかるた遊びをした人は多いと思うけど、かるたがポルトガル語というのはワリと有名。
パンもポルトガル語。
これらは最初に日本に広めたのがポルトガル人だからだな。
アンケートはフランス語で「調査」や「質問」という意味の“enquête”が語源(uの後のeにアクサンが付いているので環境によって文字化けしてるかも)
だからアンケート調査は「調査調査」www
こういう意味から考えるとムチャクチャなものまである。

身近な間違いで言えばピアスとイヤリングの違いもそう。
英語では耳飾りはどの方式でも“Earrings”で、方式による区別をするときだけ“Pierced earrings”や“Cliped earrings”という。Pierceが「穴を貫通させる」という動詞なので名詞にはなり得ない、と考えるとこれは誤って広まったとしか考えられない。
似たようなのではナイーブとレジャーな。

Naive:考えの足りない、世間知らず、騙されやすい
Leisure:自由時間、暇

日本でいう意味とかなりかけ離れているだろ。
多分ナイーブ=繊細な、レジャー=娯楽という意味で理解していることが多いと思う。
ナイーブ=シャンプーっていうのは完全な間違いだからな、注意しろ。
ナイーブは“sensitive”レジャーは“Amusement”か“Recreation”が近いかな。あと“Entertainment”もOKか。
プリザーブドフラワーはどうだ。
スペリングは“Preserved flower”だから「保存した花」という意味だな。
“Preserved”は“pre”と“serve”に分解されるがpreには「予め」という意味がある。“serve”には提供するとか仕えるなどという意味があって“Service”となるとお前らの大好きなサービスになる。
「ブリザード」と書いているヤツをたまに見かけるが、どうしたら「吹雪」になるんだ?
吹雪花なんておかしいだろ。

オレの得意な自動車分野はそういう間違いの宝庫だぞ。
一覧はアメリカでの呼び名に限定してみた。

ハンドル:Steering Wheel
ウインカー:Turnsignal
サイドブレーキ:Hand brake/Parking brake
フロントガラス:Windscreen/Windshield
クラクション:Horn
ボンネット:Hood
オープンカー:Convertible
スーパーカー:Exotic car
バックミラー:Rear-view mirror
アクセル:Gas pedal

ざっと思い出しただけでもあるわあるわ。
アクセルは本来UK英語のAcceleratorが訛った言い方で、米国英語だと単に“Gas pedal“と言う人が多い気がする。”Throttle“という表現を使う人はもっと専門的なレース関係者に多い。
スーパーカーはそのままでも通じないわけじゃないけど、ちょっとバカにされるだろうな。
ボンネットはUKなら通じる。
オープンカーというのはほとんど通じないだけじゃなく、お国で呼び名が違うので注意が必要。
例えばフランスではカブリオレ。
イタリアはスパイダーかバルケッタ。
ドイツはカブリオレに加えてロードスター。
屋根のない自動車をオープンカーと呼ぶ国の方が世界的には少数のはずだし、日本ではワゴン(昔はライトバンとも言った)もアメリカではステーションワゴンなのにイギリスではエステートでフランスではブレークなどという。
ウインカーはニュアンスで通じるかも知れないが、米国なら“Turnsignal ”“Blinkers“、UKなら”Indicator“なら誰にでも通じると思うが”Winker“はかなり考えて理解できるレベルだろう。「目配せするもの」と言われて「ああウインカーのことねw」と理解できるかって話。
同じ英語でも国や地域で異なる場合も多いけど、特にアメリカって国は自国の言葉に直す傾向が強い例も話しておこうと思う。
イタリアのランボルギーニがかつて製造していたカウンタックというスポーツカーがある。
スーパーカーブームの世代にはお馴染みだろう。
アメリカでは全く違う発音をしている。
アメリカでは「クーンタッチ」と発音される。“Countach”のスペリングだと英語読みはそうなるのねw
これってクルマブログでネタになったのだけど、エンスージアスト(Enthusiast)の間では結構有名。
カーライフやマイカーは完全に和製英語。

こうしてみると本当の言い方や意味が異なる英語ってかなりあったりするんで、最近は買い物のメモを全部英語表記にしてみる試みを始めた。
それというのも長女があまりに英語に対して拒否感が強いので、せめて名詞からでも興味が持てないかと思ったから。
調べてみると意外におもしろい。
先日もおでんをしようと思い蒟蒻を買った。
蒟蒻はずっとマンナンか表記は日本語と同じ“Konnyaku”なのかと思っていたが、マンナンは単糖類のglucomannanのことで、主に食べるのは日本以外に少ないことからやはり“こんにゃく”と言われるそうだ。
しかしスペリングは“konnyaku”でなくて“konjak”
ストレートにヘボン表記なわけないか。
他には“Devil's tongue”なんて言い方もある。
何故「悪魔の舌」なのかと思ったらコンニャクイモの花の形が由来だそうだ。
今更だけど勉強になるねぇ。

日本で通じるんだから良いんじゃない。そういう人もいることだろうな。
しかし逆のパターンだったらどう思う?
例えば寿司な。
最近は日本食ブームもあっていろんな国で食べられるようになったよな。
日本も顔負けの本格的な寿司のレストランもある。
ところが日本人が見たことも聞いたこともないような寿司なるものが紹介されていて、それをさも日本の寿司のように紹介されていたら、忠告まではしないにしても失笑はするだろ。
これも案外有名な話だけど、バンコクではバイクのことを”Honda”と言う。
バンコクで初めてバイクを広めたのがホンダのカブだからそうだ。
バイク=ホンダになっちゃった。
だからスズキのホンダやカワサキのホンダとなるのは結構笑えるだろ。
もっともバイクも間違いだけどな。
“Motorbike”か“Motor cycle”だよな。

さっきトイレに行ったら紙がなくなっていて、補充しようと思ったらトイレットペーパーそのものがなくなっていた。
“Bathroom tissue”と買い物メモに書いたけどアメリカではこう呼ぶのが一般的。
“toilet paper”はUK英語。
因みに“tissue”はちり紙の意味で通常“paper”は付けないので「ティッシュペーパー」は和製英語なんだよな。
とにかく最後に紙を補充した人は「なくなった」って伝えなさい、とあれほど言ってるのに。
Good grief!「ったくもう!」



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Posted by *clear* at 15:01│Comments(0)日記
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