2011年12月26日

それって親的には迷惑なのよの件


冬休み。
子供達が毎日いる。
このクソ忙しい年末年始にヤツラはいるんだよ。

いやいや、そんなことを書こうと思ったんじゃなかった。
長女ももうすぐ卒業式。
いやね、長男の時に覚悟はできてた。
アレだよ、アレ。

子供のスーツ!

今時の子って中学の制服で卒業式に出ないのな。
エ~だよ、ホント。
以前いた会社で小学校の卒業式の話になって、来て行くスーツの話が出た。
工場長曰く
「オレらの時は中学の制服が当たり前やった」
「一回しか着らんような服に何万も掛けちバカんごたる」
(大分弁ですが大体の意味は通じますよね)

仰ることご尤もだと思います。
僕達の世代は中学の制服で臨むのが普通だった。特に上がいる友人は「それが当たり前」
僕は一人っ子なので友達に聞いて「制服で出るのが普通だって」と親に話すと「ああ、そう」と余りに素っ気ない答えが返ってきたっけ。

中学の制服着用を禁止している学校もあるらしい。
制服は中学に入学してから着るのが正式だから。
こういうのもある。
私立中学の受験に失敗した子供への配慮。

どちらも一見ご尤もな意見のように思える。
しかし僕的には「う~ん」なんだな。

後者の意見は私立中学への進学が多い都市部の話だと思う。私立への進学なんかほとんどない地方都市で神経を払う意味なんかあるようには思えない。
いやいや、長男の時はある他県の私立中を受験して合格した子がいた。長男とは仲がいい子だったが、その子を妬むような空気は僕の周りでは見受けられなかったし、むしろ祝福する声の方が大きかった。
中学の制服は中学生になってから着るべきだ、というのも堅過ぎて居心地が悪い。
というか、巣立つ小学校で恩師に見せる成長の証なんじゃないか?
当時を思い出すと、初めて本格的に制服を着ることで妙に覚悟というか卒業の実感ができたような気がした。正式な場所にも着て行ける「礼服」でもあるわけだしな。
ぶちゃけた話だけど制服って高い。それを卒業式の前に親たちは用意しなきゃならない。
そういう経済的負担を考えると、中学の制服で卒業式に臨むのが合理的だったんだと思う。
もっと問題なのは卒業式が目的じゃなくて、スーツが目的化しちゃってるってことじゃないだろうか。親の見栄やら当人の見栄やらが激化してるのは地域によってあるらしい。
こういうことは個人的なポリシーの問題でもあるのだし、式典に臨む気持ちの問題でもあるんじゃないだろうか。そこに紋切りのような意見を差し挟むのは「自由な国」ではないような気がする。
こういうことこそ大らかでいんじゃない?

6年生になると早々にスーツを購入している子もいるという。
小さい子や大きい子は早くサイズが売り切れてしまうからだそうだ。実際、12月になって長女とスーツを見たのだけど、確かに売れてなくなっている。
長女は140cmなのだが、もうほとんどない。
150cmでも物によっては着られそうなので、これを選ぶしかなさそうだ。
スーツに疑問を感じつつも、結局購入することにした。
内心は「多分1度しか着ないよな」なんである。
下が男の子だからな。

店頭では約15000円~18000円くらい。
何とイオンですら定価なのな。
地元で買うのがアホらしくなってネットで購入することにした。
ヤフオクだろうがモバオクだろうが検索しまくって最もコストパフォーマンスに納得できるアイテムをチョイスした。
長男のときに多数を占めていたのは、ジャケットかブレザーにチェックのプリーツスカートを組み合わせた「なんちゃって制服」だ。ネットでも大多数はコレだと思って間違いなさそう。
これにフォーマルシューズが加わると手痛い出費にはなるな、確実に。
長男が制服のない学校に行ってくれることを前提にしているから買えるようなもので、そうでなきゃ頭の痛い問題だ。
最近じゃ制服で高校を決めるケースもあるそうだが、大事な子供にそんなことは許すな。
学生の本分は「勉学」だ。制服じゃない。
一番大事な10代に何を学び何を経験するかが重要なのであって、それがその後の人生にも影響を与える。そういう大事な選択を制服で選ぶってのはどうかしてる。

どうも制服の禁止や配慮の話も、本当は娘の晴れの日に自慢のスーツを着せる為に一部の父兄がこじつけた理由のような気がするんだよね。東京じゃこうなのよ~、みたいな(ココは田舎の地方都市だ)
それとも少子化の影響か(その両方な気もするが)
それで影響受けてる周辺の人々(いわゆる親)に取っては迷惑な話だ。
個人的はなくなって欲しい習慣ですがねぇ。

節約術はあるのか?

レンタルスーツの活用
都市圏だとスーツのレンタルサービスを利用するってのも賢い選択だろう。地方じゃ難しいけどね。
ただし早目に予約しておかないと人気のあるスーツはレンタルできないらしい。
この辺は小さいサイズや大きいサイズのスーツを購入するのと事情はあまり変わらない。制服を作るとレンタルしてくれるサービスもあるらしい。

友達の姉が着たスーツを借りる
これも条件付きだ。同級生が男の子限定だな。
条件は絞られるが実現すれば究極の節約術かも知れない。
これもお母さん同士(ママ友とか言うなよ、気持ち悪いから)が仲が良くて話がついてる場合に限られるかも知れないな。

オークションやネットショップを利用する
ウチの選択はこれだったけど、こだわらなければ投売りやアウトレットの放出でかなり格安に購入できる場合もある。
通常に買っても店頭で買うより割引があってお徳感がある。在庫があれば豊富なデザインと価格の中からチョイスすることもPCの前にいながらにして可能だ。
実際に手に取って見ることや試着ができないのは弱点だな。オークションも写真や説明から自己判断するしかなくリスクもある。
実際、カタログショッピングやネットの格安品には生地が極端に薄いものや縫製に疑問なものもあるようだ。レヴューがあれば慎重に読んでおこう。

複合技で行こう

こうしてみるとネット購入にはリスクもそれなりにあることがわかる。
それをできるだけ最小に抑えたいというのは人情というものだ。
で、僕が採った作戦は地元の売り場とネットショップを併用するやり方だ。こいつはスーツに限っては有効な手段じゃなかろうか。
ネットでは試着ができない。画像からも質感を判断することは難しい。
しかし店頭で同じものが売られていれば試着してサイズや質感も確かめられる。そのサイズから他のデザインのものも大体のサイズの判断もできるし、価格による質の差も判断できる。
えっ、セコイ?
いやいや生活の知恵と呼んで貰いたいね。

ウチの長女は小さい方だ。ベストサイズは140cmだが150cmでも着られそうなスーツがあることがわかったことは先に書いた。
そしてブランドによって袖丈が長いものやデザインでも微妙に違いがあることがわかった。
そこで試着したスーツのサイズを基準にネットで選ぶことにした。
この方法なら袖が長過ぎて着せられているような服なのか、まあまあ行けるのか判断ができると考えた。
150cmの袖丈は55cmが基準のようだ。各メーカーで-2cm~+3cmの幅がある。
この歳の子供で5cmの幅は結構大きいと思う。
試着して最も参考になったのはスカートの丈だった。
着てみたHiromichi Nakanoのスーツはスカートがかなり短い設定になっている。アジャスターでウエスト調整ができるので多少は丈の調整ができるにしてもかなり短かった。逆にPerson’s Flip Wearはスカート丈が長めの設定でかなりトラディショナルのようだ。
壇上に上がったときにかなり気になる長さで、娘も気にした。
これを試着せずに見た目やデザインだけで選んでいたら悲しい出来事になっていたかも知れないな。
このとき試着したスカートの丈は30.5cmだった。これを基準に長さを判断することにした。
あまりに長いのもバランスがおかしいのでベストなサイズを割り出した。

ジャケット
肩幅33~34cm/着丈46~54cm/袖丈53~56cm/胸囲74cm
スカート
胴囲56~63cm/丈35cm~38cm

これに近いサイズで価格に見合うものを探した。
それで気が付いたことなのだけど、僕のような買い方をしようとする者にとって、タグ以外の情報を載せてくれているショップはありがたい存在だった。
どうしても袖丈などの詳細情報がない商品は避けてしまう。
と、いうことは機会損失にもなっている。
詳細な情報を掲載しているショップはユーザーの購買意欲をがっちり掴んで商売上手とも言えるな。
価格と言えばアクセサリーによって値段にプラスアルファが付いているものがあるが、これは卒業式では外さなければならないらしい。先生のドレスコードがあるってことだ。
また、かしこまった場所に着て行く服は中学の制服が優先されるので、そこを意識するのは精神衛生上よくないだろう。
割り切って「一回のための服」か「普段の着回し用」か極端な選択が良いと思う。
長男のときは、普段着にすることを考慮してチノパンにボタンダウンシャツとVネックのセーターにネクタイをプラスした。価格は抑えた心算でも2万円くらいした。そのクセあまり着てくれず小さくなってしまった。
成長著しい時期なのでセレモニー用と割り切って購入し、オークションに出してしまった方が良いのかも知れない。
3月上旬に卒業式を行う学校が多いと思うが、時期的に体育館は寒いだろう。防寒対策も考慮しておいた方がいいと思う。

ウチの娘は「アレが着たい」とも言わず「中学の制服でも構わない」と言っていた。
友達と卒業式のスーツの情報を取り交わしていたくらいだから、本人にオシャレ心がないわけではないだろう。
あるいは我が家の家計や兄の進学を考えてのことかも知れない。
結局、記念になる日に粗末なものを着せるのも気が引けて、PCの画面を娘に見せながら「これが良いんじゃない」と選ばせた。
親心って複雑だな。

僕が知りたかったことを書いてくれた人は少なかったし、参考になるページも少なかった。
僕が知りたいことは「どういう風に思い」そして「どう選択したか」だったのに、それを書いてくれる人が世の中あまりに少ないということだ。
インターネットの情報によって考える機会や自分の考え方とは違う意見を見て「なるほど」と思うことの方が有用だと思うし、自分の書いた記事が誰かの参考になれば自己満足なだけの記事じゃないということではないだろうか。





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Posted by *clear* at 13:21│Comments(0)日記
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