あたまのなかはお花畑

わ～るどしょっぴんぐ！

ジョージ「おはようキャシー」
キャシー「おはようジョージ、今日は何なの？」
ジョージ「これさぁ」



キャシー「これって、テープカッターの事？」
ジョージ「おいおい、テープディスペンサーっていう正式な名前で呼んでくれよ」
キャシー「わかったわジョージ。でもこういうテープディスペンサーって作る木工作家が多いんじゃない？」
ジョージ「このディスペンサーは他のとはちょ～っと違うんだ」
キャシー「確かに形が違うような気がするけど」



ジョージ「違うのは形だけじゃないんだよ、ほら」
キャシー「ダメよ、片手で切っちゃ、あっ切れた！」
ジョージ「そうなんだ、このディスペンサーは片手でサクサク切れるのさ」
キャシー「え～ウソ。私にも切らせてみて」
ジョージ「いいとも、やってごらん」



キャシー「うわー、本当に片手で切れるわジョージ」
ジョージ「どうだい、凄いだろ」
キャシー「凄いわ！ウォーリーより凄い！！！」
ジョージ「秘密はNASAでも採用されたという重力スタビライザー。ほら持ってごらん」
キャシー「見た目より重いわ」
ジョージ「そうなんだ。そしてナノテクノロジーが生み出したこの刃」



キャシー「なにこの刃、古物ぽいけど」
ジョージ「いいトコロに気が付いたね。この刃は特別な加工がなされているのさ」
キャシー「特別な加工？」
ジョージ「そうなんだ。この刃はSUS304っていう腐食に強いステンレス製なんだけど、表面に古物ぽい加工をがなされてるんだ。そして刃そのものも*clear*で製作されてるんだよ」
キャシー「うそ、本当なの、どうやって？」
ジョージ「それは教えられないなぁ。企業ひ・み・つ」
キャシー「ずる～い、ジョージ。知ってるんでしょ、教えてよ～」
ジョージ「それだけはノーサンキュー。絶対に言わないって男の約束なんだ」
キャシー「しかたないわね、諦めるわジョージ」
ジョージ「このフォルムにも訳があるんだよ、ほら見て」



キャシー「あら？一番、端のテープにも簡単に指が届くわっ！」
ジョージ「そうなんだ。この部分をカットしているのはそのためなんだよ」
キャシー「なるほど、それで端ギリギリまで使えるのね」
ジョージ「それを計算する最新プログラムが*clear*にはあるんだよ、もちろん*clear*独自のものだけどね」」
キャシー「最新のデジタルテクノロジーが使われているのね」
ジョージ「そうとも！」
キャシー「とても素晴らしいプレゼントだわ！」
ジョージ「あれ？僕のために買ったんだけどな」

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