あたまのなかはお花畑

完成しました！
イメージが固定できたトコロから一気に加速。
画家が絵を描くときには、キャンバスの脇にサイドテーブルを置いて作業台にすることが多いと思います。
ですがエプロンや洗った道具を掛けておくような衝立があったらいいな、と想像（妄想？）
材料はパインで使い古された感じ。
フックはやっぱ真鍮でしょ、シンチュウ。それも思いっ切り、古びて黒くなってる。
丁番ももちろん錆びてなきゃね（ビスをブラスしないのは方針です）
時には、アトリエを飛び出して屋外の写生に付き合わされたかも。
だったら持ち手が欲しいよね。
ストラップの方が楽じゃね？
いいの、いいの持ち手で。
やっぱり持ち手だよ、持ち手。
いいねぇ～持ち手。
パッチン錠（Pull Down Draw Latches）でロックできんの。
嗚呼、そう考えてるとクラクラして来た（笑）





ほとんど持ち手のために作っちゃった感じが否めません（笑）





所々には、製作作業での絵の具が付着してる。
絵の具じゃ落ちてしまうので塗料で汚しています。派手に汚れるものじゃないのでバランスが難しい。筆で汚れたのか、パレットナイフで汚れたのか、手からの付着なのか想像しながら説得力のある汚しをして行きます。
「実験どうぞ」の言葉に感謝！
エイジングも足元が一番劣化する感じが上手く表現できたと思います。





持ち手の位置は、図面が全体のセンターだったのを重心のセンターに再計算して変更しています。重量がそれなりにあるのに、かなり安定して持てます。
今回は徹底的に木を磨き上げました。磨いた木の手触りって何とも言えない優しさがあります。

作品名は“L'écran dans l'atelier”
アトリエにある衝立の意味。
全くひねりがないです。
結局、いつもの*clear*風味になりましたとさ。