2010年09月17日
松風堂さんへ納品

今日は、久し振りに臼杵の松風堂さんに納品に行ってきました。
いやぁ、臼杵まで高速が無料になったから行き易くなっていいですね^^
で、私は上の写真のバッグ2点と、カップ型のミニカゴとコラージュピン。
カップ型のカゴは他にも色違いがありますので、
是非お店に行って見てみてくださいね~。プチプライスですよん♪
そして、木工の方は…。
アートマーケットでご覧頂いた方もいるとは思いますが、
こちら、小物用の棚です。

この材料は「いい材料があるよ」とくろちゃんからの密伝で入手した杉材。
ありがとう、くろちゃん!
白太と呼ばれる辺材より赤味のある材料で、このような材料は心材とか赤味材と呼ばれ、
水分が少なく樹液が多いので虫が付き難く耐久性に優れています。
抽斗には古来から防虫効果の高い桐以外ではこういう材が用いられてきました。
引き割って抽斗の材料にしようと思っていたのですが、その前に棚を作ってみました。
加工が終わった天板と側板。
こういう溝が切ってあります。

こうなります。

この技法は「大入れ」と言います。
材料の幅で溝を切り、そこに打ち込むことで単に打ち付けにするより非常に丈夫な作りになります。
こういう薄目の板材で棚を作る時には是非、利用して頂きたい継ぎ方です。
通常は材料厚の1/3の深さで溝を決めますが、これは限界と思われる1/2で彫ってあります。
これを彫るのが「大入れ鑿(のみ)」という道具。普通、鑿と言えばこの蚤を指します。
似た道具に「溝かんな」がありますが、あれは引き戸のガイドを彫るのが目的で、
このような仕口には使えません。
棚板の継ぎ手は十字型相欠け接ぎ。
仕上げにはちょっと変わったものを使っています。
詳しくは松風堂のbabi隊長に訊いてみて下さい。
それともう一つ。

この写真に写ってるグリーンのプランターカバーです。
ホームセンターで売っているIRISオ○ヤマのプランター。
確かにお手軽で安いです。
しかし、このプラスティッキーな質感は許せない、そういうお悩みはありましょう。
だからといって、テラコッタのプランターでは他のお宅と差がでないのですよ。
そこでプランタカバーの登場!
これ、かなりスグレモノですよ!
何しろ手作りなので原則一点モノ。
しかも、根に大敵な害虫の浸入を防ぐべく底上げになっている、という
ガーデナーのツボをくすぐる機能を持ち合わせています。
それとまだあります!
普通プランターって雨風にさらされ日光に当たり、劣化してすぐにボロボロになりますよね?
うちは5年ほど前にコレと同じようなプランターカバーを作ったんですが、
このカバーがあるだけでかなりプランターの劣化が軽減されるみたいです。
しかも、雨風にさらされることによっていい風合いが出てきます。
こんな感じになります! ↓

この子達が松風堂さんでお待ちしてま~~す♪
Posted by *clear* at 20:51│Comments(0)
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