BESNAVIのこと

*clear*

2013年07月31日 11:29


久し振りに、自分のブログを開いてみた。
3月から更新してねぇし。
じゃん公も随分様変わりしたのではないかと開いてみて「ふ~ん、こんなのがランキング上位の方なのね」と。
幾つかのサイトを見てみたが相変わらず内容が薄い。1日に3桁以上のアクセスがあるってどういうことよ。何かの間違いっスかw
エントリの中に、その昔デザインを手掛けた居酒屋の記事があってちょっと懐かしくなった。その店は火災にあったと風の噂に聞き「恐らくオレの仕事は残っていないだろう」と思っていたが、創業時にデザインした看板が残っていて複雑な思いで店の前を通り過ぎたことがあるからだ。だからといって、そのエントリを読んで有意義だったわけではない。
ちょっとソースを思い出せないのだが、人々が何故、本や映画で感動するのかについて意見を書いていた人がいた。その理由は「話の内容が悲しかったり、楽しかったりするからではない。そこに新しい視点や考え方を発見するから感動するんだ」としてあった。オレも正にそうだと思った。
つまり、あったことをだらだら書いた内容からは感動も発見も得られないから読みたくないのだな。
オレにとってWebの世界はそういうものを求めるものらしいのだ。

さて久し振りのログインをすると管理画面が一新され、新しいメニュが加わっていた。
その中に「人気記事上位30」というのがあった。これって検索サイトでキーワード検索すると上位に来る記事という意味で興味深い。しかも累積PVなので、アナライザのデータとは違った側面が見えて来る。

ある程度はアナライザの資料があったので予測通りだったのだが、意外にも"BESNAVI"のことを書いたこの記事が上位に入っていた。
相変わらず、この教材に対する不信感が払拭されていないと見える。
つい最近もこんな質問が寄せられていた。

プロフィールを素直に信じると質問者は中学生らしい。
残念ながら、得られた回答ではこの子の真の回答を得られなかったように思う。この子の年齢で判断するのは難しいかも知れないが、回答として好ましいのは最初にくれた回答だろう。
何故ならば、ベストアンサーに選ばれた回答の内容は、質問者が疑問に思った「教材の質や効果」に対しては答えておらず、この会社がアヤシイとか騙されているなどと煽って不安にさせ「解約した方がいい」と結論付けているからだ。
結局のところ、この人がやっているのも「ベスナビ」の営業マンのトークと変わらないというお粗末さ。
ここでの会話と何ら変わらない。一体、エルメスの腕時計と教材の善し悪しに何の関係があるのだろうか。物事の本質を見えなくしているという点で非常に罪深い人々である。
オレからすると、このスレッドでの会話はゴミ以下だ。

話は簡単だ。
教材の善し悪しや費用対効果は人それぞれなのだ。
良い教材であってもやらなければ成績は上がらないし、安い教材でもできるヤツはいるのだよ。この教材が薄っぺらいのは、単にテストで頻出される問題中心に、その他の問題を削っているからだ。だからこの教材をきっちりやれば8割はテストで取れると考えていいだろう。
でもな、それって学校から配布される「ワーク」でも同じ効果じゃないか。
オレからするとベスナビという教材は、内容に比べてべらぼうに高額で購入する必要性を見出せなかっただけなのだ。
しかも、内容が家族が教えられる範囲なのだから、わざわざそんな高い教材を買うなど考えられない。
少なくとも、営業マンの身に付けているもので判断はしていない。

賢明な読者なら、オレが最初から購入する気がないにも係わらずJ-DATEのテストを受けさせ、長々(全部聞くと2時間くらい)と営業トークをさせたか疑問に思うだろう。

長男の時にもこのテストを受け、教材のセールスをしてもらった。
彼らは教材を売りたいので必死に説明をするし、質問にも答えてくれる。すると色んな受験の情報が出て来るのだよ。学校の先生でないとわからない情報や、こういった教材関係者ならではの情報など特色があるわけで、いい意味で勉強になったのだ。
長女の場合も、長男の時から時間が経っていたので「新しいニュース」が欲しかったし、今後の資料として役立てようと思ったのだ。今回もいい勉強になったと思っている。
それともうひとつ付け加えておきたいことがある。
長男のときに来た営業さんのことだ。
無論、テストの結果分析や教材の説明はした。だが、両親が「テストのために勉強する」ことにいい印象を持っていない、とわかった途端こんなことを話し出したのだ。

「息子さんはこういう教材は必要ないと思います。塾とかも逆効果かも知れません」

テストで点を取るためのテクニックによって弊害がある生徒の話をしてくれたのだ。お宅のお子さんはそのタイプなのではと。それから一度も訪問を受けていない。
そのため、教材の内容を一部説明されただけで、価格も知らなかったのだ。今回はそれを知りたい、という興味が勝ってしまった。
この会社が「押し売り」をするかのような印象を与える記事が目立つが、少なくともオレの知る限りそのようなことはなかった。

話を知恵袋の質問に戻そう。

オレの印象を率直に言う。
この子は両親に愛されているんだ、とシミジミ思ったのだよ。
内容はともかく、こんな高額の教材を購入してくれるんだ。どれだけ大事に思われているか。
それがわかっただけで幸せではないのかな。
他にも、買ってもらった生徒の質問やら回答も数多く見受けられた。
ならば、そのような両親に君達はどのような形で応えるかを考えるべきじゃないか。

そして親御さんは巧みなセールストークに翻弄されるのではなく、冷静にご自分の価値観で判断されることが必要だと思われる。人にとって良いというものが必ずしもあなたにとって最良のものではないことも多い。勉強とは、最終的に「自分の頭で考え判断し最良の行動をする」訓練だ。子どもたちは今、それをやっていると思えば、親が何を基準に判断すべきかわかるはずだ。
「人がこう言うから」で答を出すことは、すなわち考えることを諦めているのと同じだろう。論理的に答を導き出すのに情報が必要ではあるけど、答を探してはいけないと思わないだろうか。
ましてや親がそれでは子どもは勉強しないと思わないか。
最も、そういうものが必要な本質的な問題は現在よりずっと過去にあるのではないかと考えられるのだ。




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