警察沙汰
昨晩、ちょっとしたトラブルが発生しました。
明らかにアルコールが過ぎた老人が来店。
顔には真新しい傷をつけ、服はびしょ濡れ。
奥まで入ってくるなり「酒をくれ」とのたまいました。
「お酒はコチラにございますのでお選びいただけますか」と言うと、何故か
「もういい。帰る」
と立ち去ろうとしました。
どうやら酔っているため面倒なのだろうと思っていると、今度は
「警察を呼べ」
と要求し始めました。
かなりの大声だったので他のお客様にご迷惑と思い、要望を叶える為、ご希望の110番通報をしました。
その間、やはり酒を要望するのでお幾ら所持金があるか訊ねると、持っている小銭を「金がねえんじゃ」とカウンターに広げましたので、そのお金で買える酒をひとつ用意して提供しました。
そうすると、そのお客様、いきなり
「アンタ良い人やな」
正直、困惑というか苦笑い混じりの対応をするしかありませんでした。
そうしていると緊急出動したパトカーが何と3台も到着。
周囲は騒然とした雰囲気に飲み込まれました。
そのお客様はパトカーの中で事情聴取(というか暴れていた)されている間、到着した警官に事情を尋ねられ、暫くすると去っていきました。
その老人「後は逮捕じゃ」と言っていましたから、騒げば逮捕され刑務所行きと思った自暴自棄の行動だったのかも知れません。
こういうお客様は珍しいですが、毎日、いろんなお客様がやってきます。
400人以上の数ですが、その一人ひとりに様々な人間模様があります。
そういうものを見ていると感慨深い感じがあります。
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